【結論】トラネキサム酸とピルの併用は医師が決める!院で答えが2つに割れる理由

【PR】この記事は広告(アフィリエイト)を含みます。順位付けはせず、公式の情報をもとに書いています。

ピルを飲んでいるけど、トラネキサム酸も飲みたい…。

トラネキサム酸とピルの併用を、添付文書と医療機関の案内をもとに解説します。

日本の添付文書(薬の使い方や注意点が書かれた説明書)には、お互いを併用禁止とする記載がありません。

一方で、どちらの薬にも血栓の注意があり、ピルを飲んでいる人には原則処方しない皮膚科もあります。

結論:トラネキサム酸とピルは併用できる?
  • 日本の添付文書に併用禁止の記載なし
  • どちらの薬にも血栓の注意書きあり
  • アメリカの添付文書では併用が禁忌
  • 医療機関によって処方の扱いが違う
  • ピルの製品名を伝えて医師が判断

自分で決めにくいのは、添付文書に名指しの決まりがなく、院の方針と医師の判断に任されているためです。

肝斑(かんぱん)の飲み薬をどこでもらうかは、トラネキサム酸の飲み薬を市販・皮膚科・オンライン診療で比べた結果にまとめました。

トラネキサム酸とピルの併用はできる?答えは医師に伝えて決める

トラネキサム酸とピルの併用は禁止と書かれていませんが、血栓の注意があるため医師が決めます。

日本の添付文書に併用禁止の記載はない

トラネキサム酸と低用量ピルは、日本の添付文書ではお互いの併用禁忌に入っていません。

併用禁忌は「一緒に使ってはいけない薬」、併用注意は「一緒に使うときに注意が要る薬」を指します。

トラネキサム酸の先発品トランサミンでは、併用禁忌はトロンビンだけです。

確認した低用量ピル(マーベロン)の添付文書にも、トラネキサム酸の名前はありません。マーベロンの併用注意の一覧を見ても、トラネキサム酸は入っていない状態です。

確認した日本の処方薬の添付文書4つ(トランサミン・トラネキサム酸錠「YD」・マーベロン・スリンダ錠28)は、どれもお互いの薬を名指ししていません。

ただし、記載がないことと、一緒に飲んでよいと認められていることは別の話です。

市販薬とアメリカの分も含めた4つの添付文書の書き方は、添付文書の章で並べました。

それでも自己判断で飲み始めないほうがいい理由

禁止の記載がなくても自己判断を避けたいのは、両方の薬に血栓の注意があるためです。

トラネキサム酸は血栓のある人に注意が要る薬で、ピルは血栓の病気がある人には使えません。

さらに、市販のトランシーノEXはピルを飲む人に「相談すること」と名指しし、アメリカでは併用が禁忌。

自己判断を避けたい3つの理由
  • 両方の添付文書に血栓の注意
  • 市販薬や海外の添付文書はピルを名指し
  • 医療機関ごとに処方の方針が違う

情報が割れたまま自分で決めると、どの資料を信じたかで答えが変わってしまいます。

ピルを飲んでいることを伝えたうえで、併用するかは医師に決めてもらいましょう。

ピルを伝えて相談できるANS.のオンライン診療

ピルを飲みながら相談先を探すときは、3つの基準で選ぶと話が早く進みます。

相談先を選ぶ3つの基準
  • ピル併用の扱いを公式に書いている
  • ピルのことを問診で先に伝えられる
  • 飲み始めたあとに相談できる窓口がある

3つの基準を公式の案内で確かめられるのが、オンライン診療のANS.(アンス)です。

ANS.は、ピルとの併用を理解した人にはトラネキサム酸を処方していると案内しているオンライン診療。ピルの製品名を問診に書いて、併用するかを医師に聞けます。

料金・診察・受け取りの全体は、ANS.(アンス)の料金・診察・受け取りで一覧にしました。

ピルはやめたくないのに、トラネキサム酸を足してよいかは自分で決められない。

皮膚科で「ピルを飲んでいる人には出せない」と言われそうで、聞きに行くのもおっくうになります。

ピルのことを言ったら断られそう…。

ANS.では、夜のうちにピルの名前を書いた問診を送り、翌日のビデオ診察で医師に判断してもらえます。

「飲めるかどうか」を検索し続けなくても、医師の判断という答えにたどり着けるのが大きな違い。

処方されてもされなくても、次にどうするか(飲む・別の組み合わせにする・婦人科に聞く)を決められます。

  • 問診は24時間入力でき、ビデオ診察は毎日8:00〜24:00
  • 診察後に医師が3種類程度のセットを提案し、予算で選べる
  • 診察するのはANS.クリニックの医師

断られたら診察代がむだになると心配な人もいますが、ANS.の診察料は2026年10月20日時点で0円です。

その場で決めなくてよいのも、ANS.の診察の特徴。

提案されたセットは予算で選べ、チャットの記録も後から見返せます。

注文が確定したあとのキャンセル・返品はできません。内容と金額は、確定する前に見ておきましょう。

続け方・やめ方の決まり(ANS.の案内)
  • 1か月から・回数のしばりなし・1回だけの購入も可
  • 次回の決済予定日の3日前までに解約フォーム(マイページ)か公式LINEの相談室で停止
  • 期限を過ぎた申請は受け付けられない

止める日付は、公式のよくある質問で確かめておきましょう。

問診からビデオ診察までの手順は、オンライン診療でトラネキサム酸をもらう流れで解説しています。

ピルの名前を先に伝えて、併用するかを診察料0円で医師に聞けるので、公式で診察の流れを見てみませんか。

\ 診察料0円・回数のしばりなし /

添付文書で読むトラネキサム酸とピルの併用の注意

処方薬どうしの添付文書にはお互いの名前がない一方、市販薬はピルを名指しし、アメリカでは禁忌です。

4つの添付文書の要点を並べると、血栓の書き方も相手の薬の名前の出し方も違います。

項目 血栓の書き方 相手の薬の名前
トランサミン 血栓のある人は注意 ピルの名前なし
マーベロン 血栓の病気の人は禁忌 トラネキサム酸の名前なし
トランシーノEX 初期症状に注意 経口避妊薬を名指し
アメリカの錠剤 リスクが上がるおそれ 配合型ピルは禁忌
※PMDA・DailyMedの添付文書より(2026年10月20日に確認)

トラネキサム酸の添付文書は血栓のある人に注意と書く

トランサミンの添付文書は、血栓のある人と血栓症のおそれがある人を注意が必要な人に挙げています。

血栓症とは、血管の中に血のかたまり(血栓)ができて、血の流れをふさぐ病気のこと。

添付文書は、医薬品の審査や安全対策を行う独立行政法人PMDAのサイトで誰でも読めます。

9.1.1 血栓のある患者(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎等)及び血栓症があらわれるおそれのある患者 血栓を安定化するおそれがある。

出典:PMDA「トランサミン錠250mg 他 添付文書」

「血栓を安定化する」とは、できた血栓が溶けにくくなることを指します。

後発品のトラネキサム酸錠「YD」の添付文書も、9.1.1は同じ文言です。

トランサミンとトラネキサム酸錠「YD」のどちらにも、経口避妊薬という言葉は出てきません。

低用量ピルの添付文書は禁忌に血栓の病気を並べる

低用量ピル(OC)のマーベロンの添付文書は、血栓の病気がある人を禁忌にしています。

禁忌とは、薬を使ってはいけない人や状態を指す言葉。

項目 マーベロンの禁忌に並ぶもの
血栓の病気 血栓性静脈炎・肺塞栓症・脳血管障害・冠動脈疾患と、それぞれの既往歴
体質 血栓性素因(血が固まりやすい体質)がある女性
片頭痛 前兆を伴う片頭痛
手術・出産 手術前4週以内・術後2週以内・産後4週以内・長期間の安静
※PMDA「マーベロン21/28 添付文書」(2025年10月改訂)より

血栓の病気が禁忌に入る理由として、ピルで血液が固まりやすくなり、症状が悪くなることがあると書かれています。

併用注意の一覧には副腎皮質ホルモンや抗てんかん薬などが並び、トラネキサム酸は入っていません。

挙げたのはマーベロンの例で、ピルは製品ごとに添付文書の書き方が違います。

市販のトランシーノEXはピルを飲む人に相談と名指し

市販のトランシーノEX(第1類医薬品)は、添付文書でピルを飲んでいる人を名指ししています。

第1類医薬品は、薬剤師の説明を受けて買う市販薬です。

(7)血栓症を起こすおそれのある人(以前に血栓症にかかったことがある人,家族が血栓症を起こした人,医師から先天性の凝固異常症を指摘されたことがある人,経口避妊薬・ホルモン補充療法などの血栓症を起こすおそれのある薬を服用している人)

出典:PMDA「トランシーノEX 添付文書」

トランシーノEXでは、経口避妊薬を飲んでいる人が「相談すること」の欄に入っています。

ピルの名前まで出しているのは、トランサミン・マーベロン・トランシーノEX・アメリカの4つのうち、トランシーノEXとアメリカの添付文書だけです。

ピルを飲んでいる人がトランシーノEXを買うときは、薬剤師にピルのことを伝えて相談しましょう。

市販薬と処方の違いは、トランシーノと処方のトラネキサム酸の違いで解説しています。

アメリカの添付文書は併用そのものを禁忌にしている

アメリカのトラネキサム酸錠の添付文書は、配合型のホルモン避妊薬との併用を禁忌にしています。

配合型とは、エストロゲンとプロゲスチンの2つのホルモンを組み合わせたピルのこと。

出典は、アメリカ国立医学図書館が公開するDailyMed「TRANEXAMIC ACID tablet」。

禁忌の理由は、ピルで上がる血栓のリスクが、トラネキサム酸を重ねるとさらに上がるおそれがあるためです。肥満の人やたばこを吸う人、とくに35歳以上で喫煙する人で懸念が強いとの記載。

アメリカで承認されている使い方は、日本と違います。アメリカのトラネキサム酸錠は過多月経の薬で、1回1,300mgを1日3回、月経中に最長5日飲む決まりです。

承認の内容も量も違うので、アメリカの禁忌は日本の添付文書の決まりとは別の話。

とはいえ、海外の添付文書が禁忌にしている事実は、医師に相談する理由の1つ。

日本で肝斑の相談に使われる量は、肝斑のトラネキサム酸は1日何mgかで解説しています。

トラネキサム酸とピルの併用で血栓が心配される理由

トラネキサム酸は血栓を溶けにくくし、エストロゲン入りのピルは血液を固まりやすくするため、重なりが心配されます。

トラネキサム酸は血のかたまりを溶けにくくする

トラネキサム酸には、血のかたまりを溶かす働きを抑える性質があります。

体の中では、プラスミンという酵素が、血のかたまりの土台になるフィブリンを分解する仕組み。

トラネキサム酸は、プラスミンがフィブリンにくっつくのを妨げ、フィブリンの分解を強く抑えます。

トラネキサム酸の働き(添付文書の説明)
  • プラスミンがフィブリンに結合するのを阻止
  • プラスミンによるフィブリン分解を強く抑制
  • 抗プラスミン作用と呼ばれる働き

アメリカの添付文書も、トラネキサム酸が抗線溶薬(血のかたまりを溶けにくくする薬)であることを血栓の注意の理由に挙げています。

美容目的の飲み薬としての位置づけは、美容目的のトラネキサム酸の飲み薬とはにまとめました。

エストロゲン入りのピルは血液を固まりやすくする

エストロゲン(卵胞ホルモン)を含むピルは、添付文書で血液が固まりやすくなると説明されています。

マーベロンに入っているエストロゲンは、エチニルエストラジオールという成分。

重大な副作用の欄に挙がるのは、手足・肺・心臓・脳・網膜などの血栓症(頻度不明)。

血栓症は、リスク因子がない人にもあらわれることがあります。マーベロンの添付文書は、年齢・喫煙・肥満・家族歴などのリスク因子の有無を問わない、という書き方です。

飲み始めの1年や、4週間以上休んだあとの再開でもリスクが上がるという外国の報告も載っています。

ピル単独でも血栓への注意が要るため、トラネキサム酸を重ねるかは医師の判断が欠かせません。

一緒に飲んだときのリスクを調べたデータはない

トラネキサム酸とピルを一緒に飲んだときの血栓のリスクは、臨床試験のデータがありません。

アメリカの添付文書は、配合型のホルモン避妊薬を使う女性が臨床試験から除かれていたと明記しています。

一方で、併用していた女性に静脈や動脈の血栓が起きたという、アメリカでの発売後の報告も載っていました。

併用したときの血栓の発生率を示した一次資料は、確認できた範囲にありません。「大丈夫」と言う数字も、怖がらせる数字も、元の資料で確かめましょう。

日本の添付文書にも、併用したときの頻度や倍率は書かれていません。

データがないからこそ、体質や飲んでいる薬を見たうえで医師が個別に判断します。

ネットの情報で決めるより、自分の体の状態を伝えて医師に判断してもらうほうが確かです。

喫煙や40歳以上・家族歴があると注意が重なる

たばこを吸う人・40歳以上・肥満・血栓症の家族歴がある人は、ピルの添付文書で注意が必要な人に入ります。

項目 マーベロンの添付文書での扱い
35歳以上で1日15本以上の喫煙 禁忌(使えない)
40歳以上の女性 注意が必要
喫煙者 注意が必要
肥満の女性 注意が必要
血栓症の家族歴 注意が必要
※PMDA「マーベロン21/28 添付文書」より

トラネキサム酸の添付文書でも、「血栓症があらわれるおそれのある患者」は注意が必要な人。

東京の皮膚科の例では、血栓症の既往・家族歴・喫煙・肥満を、リスクとして考える項目に挙げています。

当てはまる項目がある人は、問診で隠さずに伝えておきましょう。

トラネキサム酸とピルの併用は医療機関で扱いが違う

同じ添付文書を読んでも、ピルを飲んでいる人には原則処方しない院と、理解した人には処方する院があります。

項目 ピルを飲んでいる人への公式の案内
ANS. 併用を理解した人には処方している
レバクリ ピル服用中の人向けにトラネキサム酸を含まないセットを用意
東京の皮膚科の例 低用量ピルを飲んでいる人には原則処方しない
※各院の公式ページより(2026年10月20日に確認)。並びは掲載順で、順位ではありません

ピル服用中は原則処方しないと決めている皮膚科

東京の皮膚科の例では、低用量ピルを飲んでいる人には原則としてトラネキサム酸を処方しないと案内しています。

当院の方針により、低用量ピルを服用中の方に対しても原則としてトラネキサム酸の処方は行っておりません。

出典:東京の皮膚科の例(肝斑とトラネキサム酸の案内ページ)

理由として挙げているのは、血栓症のリスクが高まる可能性です。

同じページでは、医師が既往歴や飲んでいる薬を確かめ、リスクを総合的に見て処方を決めると説明しています。

院の方針で断られた場合は、ピルを飲んでいることを伝えたうえで、ほかの医療機関の医師に判断を聞くのも1つの方法。

医師が体の状態を見て処方しないと判断したときは、その判断に従いましょう。

皮膚科でもらう流れや費用は、トラネキサム酸を皮膚科でもらうにはで解説しています。

ANS.は理解した人には処方していると案内

ANS.は、ピルとの併用を理解した人には処方していると案内しています。

原文が載っているのは、ANS.のトラネキサム酸錠250mg(60錠)のページ。

トラネキサム酸はピルと併用すると血栓症のリスクが高まるとされていますが、血栓症が起きる可能性は大きいものではありません。併用可として処方しているクリニックも多く、ANS.でも、ご理解いただいた方にはご利用いただいております。

出典:ANS.公式「トラネキサム酸錠250mg(60錠)」

引用はANS.の見解で、処方するかを最後に決めるのは診察した医師です。

医師の判断で対面診療をすすめる場合もあると、ANS.は案内しています。

併用が心配な人の窓口として、ANS.が挙げているのはHADA相談室(ANS.の肌の相談窓口)です。服用を始めてから体の異変を感じたときも、HADA相談室に相談するよう案内しています。

ANS.の口コミで気になる点は、ANS.のオンライン診療の口コミで気になる点で公式の事実と照らし合わせました。

ピル併用の扱いを公式に書いているANS.なら、問診の最初からピルの名前を伝えて相談できます。

\ 問診は24時間入力OK /

扱いの差は院の方針と医師の判断から生まれる

院によって答えが割れるのは、添付文書に名指しの決まりがないためです。

名指しがないぶん、血栓のリスクをどこまで重く見るかは、院の方針と医師の判断に任されます。

扱いが割れる理由
  • 処方薬の添付文書にお互いの名前なし
  • 両方の薬に血栓の注意書き
  • 判断は院の方針と医師に任される

どちらの院が正しいかではなく、自分の体の状態を知った医師がどう判断するかが答え。

東京の皮膚科の例もANS.も、血栓症のリスクに触れたうえで方針を示しています。

方針の違いを知っていれば、院の方針で断られたときも慌てずに、ピルを処方した医師やほかの医療機関へ相談できるはず。

トラネキサム酸と併用する前に知りたいピルの種類の違い

ピルは、エストロゲンが入っているかや飲む目的によって、添付文書の血栓の書き方が違います。

生理痛の治療で飲むヤーズには血栓の警告がある

月経困難症(つらい生理痛)の治療で飲むLEPのヤーズ配合錠は、添付文書に血栓症の「警告」があります。

LEPは、生理痛などの治療に使うエストロゲンとプロゲスチンの配合薬のこと。

PMDAの安全性速報によると、血栓症による死亡の報告を受けて、2014年1月に警告が新設されました。

ヤーズ配合錠を飲む人には患者携帯カードが渡され、ほかの医療機関でカードを見せるよう説明されます。患者携帯カードは、ピルを飲んでいることを伝えるためのカード。トラネキサム酸の相談でもカードを見せれば、ピルの名前を正確に伝えられます。

避妊目的のOCのマーベロンも、生理痛の治療に使うLEPのヤーズ配合錠も、エストロゲンが入っている点は同じです。

エストロゲンを含まないミニピルは禁忌の書き方が違う

エストロゲンを含まないミニピルのスリンダ錠28は、禁忌に血栓の病気が並んでいません。

スリンダ錠28はドロスピレノン4mgだけを含む避妊の薬で、2025年6月に販売が始まりました。

項目 マーベロン スリンダ錠28
エストロゲン 含む 含まない
血栓の病気 禁忌 活動性の静脈血栓塞栓症は注意
トラネキサム酸 併用注意に名前なし 併用注意に名前なし
※PMDAの添付文書より(2026年10月20日に確認)

ただし、活動性の静脈血栓塞栓症の人は、静脈血栓塞栓症の治療を優先するよう書かれています。

禁忌の並びが違っても、トラネキサム酸との併用を認める記載がない点は、スリンダ錠28も同じです。

ミニピルに切り替えるかどうかは、婦人科の医師と相談して決めましょう。

医師にはピルの製品名まで伝えると話が早い

トラネキサム酸を相談するときは、ピルの製品名まで伝えると医師が判断しやすくなります。

ピルの種類によって、添付文書の血栓の書き方が違うためです。

相談の前に手元に用意したいもの
  • ピルの製品名(シートや薬の袋に記載)
  • 飲んでいる薬がわかるお薬手帳
  • 患者携帯カード(渡されている人)

製品名が書かれているのは、ピルのシートや薬の袋。

オンライン診療の問診でも、製品名を書いておくと話が早く進みます。

製品名がわからない人は、ピルを処方した婦人科か薬局に聞いてみましょう。

トラネキサム酸とピルの併用を相談するときに伝えること

ピルの名前に加えて、飲む目的・たばこ・血栓の病歴や家族歴・ほかの薬を伝えると、医師が判断しやすくなります。

医師に伝えておきたい4つのこと

トラネキサム酸とピルの併用を相談するときは、4つのことを問診で伝えておくと話がスムーズです。

項目 伝える中身
ピルを飲む目的 避妊か、生理痛などの治療か
たばこ 吸うかどうかと1日の本数
血栓の病歴・家族歴 本人や家族に血栓症になった人がいるか
ほかの薬 かぜ薬・のど薬・サプリなど
※ピルの製品名とあわせて伝えると判断がしやすくなります

たばこ・血栓の病歴や家族歴は、マーベロンとトランシーノEXの添付文書で注意の対象に挙がる項目。

飲む目的を伝えると、OCかLEPかが医師に伝わり、ピルの添付文書を特定しやすくなります。

続ける期間の考え方は、トラネキサム酸を飲み続けるとどうなるかの記事にまとめました。

風邪薬やのど薬のトラネキサム酸も重ねない

市販のかぜ薬やのど薬にも、トラネキサム酸が入っている製品があります。

たとえば、のどの薬のペラックT錠a(第3類医薬品)は、大人の1日量6錠にトラネキサム酸750mgを含む薬です。

項目 内容
ペラックT錠a 1日量6錠にトラネキサム酸750mg
トランシーノEX 1日量4錠にトラネキサム酸750mg
重ねない決まり 服用中はトラネキサム酸を含む内服薬を飲まない
※PMDAの添付文書より

ペラックT錠aの添付文書は、服用中にかぜ薬や鼻炎用の薬などのトラネキサム酸を含む内服薬を飲まないよう定めています。

ペラックT錠aでは「血栓症を起こすおそれのある人」は飲む前に相談とあり、経口避妊薬という言葉はありません。ピルを名指ししていない薬でも、血栓症への注意は同じです。

処方のトラネキサム酸を飲んでいる人は、市販薬を選ぶ前に成分表示を見ると重ねて飲むのを防げます。

風邪で数日だけトラネキサム酸を出されるときも、ピルを飲んでいることは医師に伝えておきましょう。

血栓症の初期症状を先に知っておく

トラネキサム酸を飲む前に血栓症の初期症状を知っておくと、体の異変に早く気づけます。

※血栓症の初期症状とは:激しい頭痛・舌のもつれ,10分以上続く締め付けられるような胸の痛み・突然の息切れ,片足のふくらはぎの痛み・むくみ,原因不明の突然の呼吸困難・胸の痛みを伴う一過性の意識消失等

出典:PMDA「トランシーノEX 添付文書」

マーベロンの添付文書も、足の急な痛みや腫れ・突然の息切れ・胸の痛み・激しい頭痛などを挙げています。

マーベロンでは、症状が出たら服用をやめて救急医療機関を受診するよう説明する決まり。

血栓症を疑ってほかの医療機関を受診するときは、ピルを使っていることを医師に告げるよう書かれています。

もう一緒に飲んでしまった人は、次に飲む前に処方した医師か薬剤師へ連絡しましょう。

美容目的は救済制度の対象外になる場合がある

医療用のトラネキサム酸(トランサミンなど)を肝斑のために飲む使い方は、国が認めた効能の外にあたります。

トランサミンの承認された効能は出血傾向・湿疹・のどの痛みなどで、肝斑やしみは入っていません。

医薬品副作用被害救済制度は、薬を適正に使ったのに起きた副作用の健康被害に、医療費などを給付する国の制度です。

承認された効能の外の使い方は、救済制度の対象にならない場合があります。PMDAも、美容医療に使う医薬品の中には対象にならないものがある、という案内です。

レバクリも、美容目的の処方は国内で承認されておらず、救済制度の対象外と明示しています。

副作用の種類と頻度は、トラネキサム酸の飲み薬の副作用で、添付文書の数字をもとにまとめました。

ピルの副作用欄には色素沈着も書かれている

マーベロンの添付文書には、副作用の皮膚の欄に「色素沈着」が載っています。

色素沈着とは、肌に色が残ることです。

同じ欄には、長時間太陽光を浴びないよう注意する、という注記も付いています。

ピルを飲んでいることも、肝斑を相談するときに医師へ伝えておきたい情報です。シミや肝斑とピルの関係は、ピルを処方した医師にも聞いてみましょう。

シミや肝斑が気になって相談するときに、ピルを伝える理由がもう1つ増えます。

トラネキサム酸を使わないビタミン系の飲み薬という選び方

トラネキサム酸を使わずに、ビタミン系の飲み薬で始める選び方もあります。

ビタミンC・L-システイン・ビタミンEの飲み薬

トラネキサム酸を使わない組み合わせとして、シナール・ハイチオール・ユベラの飲み薬があります。

項目 主な成分
シナール アスコルビン酸(ビタミンC)
ハイチオール L-システイン
ユベラ ビタミンE
※レバクリ公式の薬の説明・本サイトの表記ルールより

ANS.の薬の一覧にも、ハイチオール錠80・シナール錠・ユベラ錠50mgがあります。

ピルを飲んでいる人にトラネキサム酸を外した組み合わせを出すかは、ANS.の公式に書かれていません。

どの薬を組み合わせるかは、診察した医師が決めることです。

レバクリは、シナール・ハイチオール・ユベラも美容目的の処方は国内で承認されていないと明示しています。

3つの薬と組み合わせの違いは、シナール・ユベラ・トラネキサム酸の組み合わせにまとめました。

レバクリにはピル服用中の人向けのセットがある

レバクリの美容皮膚には、ピル服用中の人向けの欄があります。

欄の名前は「ピル服用中・リスクを抑えてケアしたい方」で、載っているのはスキンサイクルケアセット。

スキンサイクルケアセットの中身は、シナール・ハイチオール・ユベラ各60錠で、トラネキサム酸は入っていません。

トラネキサム酸を使わずに始めたい人の選び方
  • トラネキサム酸を含まない
  • ピル服用中の人向けと公式に明記
  • 解約に違約金・手数料なし

レバクリは、ピル服用中の人向けにトラネキサム酸を含まないセットを用意しているオンライン診療です。

項目 1か月あたり 合計
3か月ごと 5,280円 15,840円
6か月ごと 5,060円 30,361円
12か月ごと 4,400円 52,803円
※スキンサイクルケアセット・2026年10月20日時点・税込。送料は別に1回550円。最新は公式で確認

初診料・再診料は0円で、診察は8時〜翌2時まで受けられます。

定期配送は最短でも3か月ごとで、最初に3か月分をまとめて支払う形です。長く続けると決めた人は、12か月ごとを選ぶと1か月あたりの金額が下がります。

レバクリの料金全体は、レバクリの料金・診察・受け取りで一覧にしました。

トラネキサム酸を使わずに始めたい人は、セットの中身と何か月ごとの料金を公式で比べられます。

\ 初診料・再診料0円 /

トラネキサム酸とピルの併用でよくある質問

トラネキサム酸とピルは併用禁忌ですか?

日本のトランサミンとマーベロンの添付文書では、お互いの名前は併用禁忌にも併用注意にも載っていません。一方で、アメリカの添付文書は配合型のピルとの併用を禁忌にしています。4つの添付文書の書き方は添付文書の章で並べました。

ピルを飲んでいるのにトラネキサム酸を飲んでしまいました。どうすればいい?

次に飲む前に、処方した医師か薬剤師に連絡して指示を受けましょう。激しい頭痛・胸の痛み・突然の息切れ・片足のふくらはぎの痛みやむくみなどが出たら、飲むのをやめて救急医療機関へ。症状の原文は血栓症の初期症状の項目に載せています。

風邪で数日だけトラネキサム酸を出されたときも、ピルのことは伝える?

伝えましょう。飲む期間の長さで併用の可否を分けた一次資料は、確認できた範囲にありません。市販薬との重なりは風邪薬やのど薬の項目で解説しています。

ピルの休薬期間ならトラネキサム酸を飲んでもいい?

確認した添付文書に、休薬期間を目安に併用を決める記載はありません。休薬期間かどうかで自己判断せず、ピルの製品名とあわせて医師に聞きましょう。伝え方は製品名の項目にまとめました。

ミニピルならトラネキサム酸と併用できる?

スリンダ錠28の禁忌には、エストロゲン入りのピルのような血栓の病気の項目がありません。ただし、併用してよいと書いた資料ではない点に注意が要ります。ピルを変えるかは婦人科の医師と決め、違いはミニピルの項目で確かめましょう。

トランシーノEXはピルと一緒に飲める?

トランシーノEXの添付文書は、経口避妊薬を飲んでいる人を「相談すること」に名指ししています。買う前に、ピルを飲んでいることを薬剤師に伝えて相談しましょう。原文はトランシーノEXの項目で引用しています。

トラネキサム酸入りの化粧水や美容液はピルと使える?

確認した添付文書の注意は、どれも飲み薬について書かれたものです。塗るものは製品の注意書きを読み、気になる人は医師か薬剤師に聞きましょう。飲み薬の注意はトラネキサム酸の添付文書の項目に、塗るものとの違いはトラネキサム酸の内服と外用の違いにまとめました。

ANS.でピルを飲んでいると伝えたら、処方してもらえない?

ANS.は、ピルとの併用を理解した人には処方していると案内するオンライン診療です。最終的に決めるのは診察した医師で、対面診療をすすめられる場合もあります。案内の原文はANS.の項目で引用しました。

トラネキサム酸を飲むと、ピルの避妊の効き目は下がる?

マーベロンの添付文書の併用注意の一覧に、トラネキサム酸は載っていません。気になる人は、ピルを処方した医師に聞いておきましょう。併用注意の中身はピルの添付文書の項目にまとめました。

ピルをやめれば、トラネキサム酸を飲める?

ピルをやめるかどうかは、婦人科の医師と決めましょう。マーベロンの添付文書には、4週間以上休んだあとに再開したときにも静脈血栓症のリスクが上がるという報告が書かれています。再開時の注意はエストロゲン入りのピルの項目で解説しました。

まとめ:トラネキサム酸とピルの併用はピルの名前を伝えて医師と決めよう

トラネキサム酸とピルの併用は、日本の添付文書で禁止されていない一方、両方の薬に血栓の注意があります。

併用するかどうかを決めるのは、ピルの製品名を聞いた医師です。

ほかの疑問は、トラネキサム酸の美容内服のよくある質問でも答えています。

記事のポイント
  • 日本の添付文書に併用禁止の記載なし(添付文書の章)
  • 両方の薬に血栓の注意書き(血栓の章)
  • 医療機関によって処方の扱いが違う(医療機関の章)
  • 問診では製品名・目的・たばこ・病歴・ほかの薬(伝えることの章)
  • 迷ったら、ピル併用の扱いを公式に書いているANS.

伝える項目がそろっても、聞きに行く先で断られたらと思うと、一歩が重くなります。

平日の昼に皮膚科へ行く時間も、なかなか取れないもの。

ピルのことを聞ける所を探したい…。

ANS.では、問診にピルの製品名を書いて送り、ビデオ診察で併用するかを医師に聞けます。

  • ピル併用を理解した人には処方と案内
  • 問診は24時間・ビデオ診察は毎日8:00〜24:00
  • 飲み始めたあとはHADA相談室・再診が無料

「飲めるか分からない」まま検索を続けるより、医師の判断を聞いて、飲むか別の方法にするかを決められます。

診察料は2026年10月20日時点で0円なので、相談して処方されなかった場合も診察代はかかりません。

原則ビデオ診察で本人確認書類が要る点は、申し込む前に知っておきたいところ。

1か月から始められて回数のしばりがなく、1回だけの購入も選べます。

ピルの名前を書いた問診を送るところから、ANS.で始めてみませんか。

\ 診察料0円・1回だけの購入もOK /

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