ネットの1日量がばらばらで、今の量で合っているのか不安…。
肝斑(かんぱん)に飲むトラネキサム酸の1日量を、添付文書と医療機関の公開情報から解説します。
先に答えると、肝斑のために処方されるトラネキサム酸の量は、医師が体の状態とシミの様子を見て決めるのが基本です。
オンライン診療や皮膚科の公開情報を並べると、1日500mgから1,500mgまで3倍の幅がありました。
- 量を決めるのは医師(処方薬の添付文書に肝斑の量の記載なし)
- 公開情報の1日量は500〜1,500mgの3倍の幅
- 市販のトランシーノEXは1日750mg・2か月まで
- 自分で量を増やさない理由は研究・かぜ薬・救済制度の3つ
- 量と肝斑かどうかをまとめて見てほしい人は、問診を24時間入力できるANS.で医師に相談
本文では、5か所の公開情報の1日量と月の薬代(税込・2026年10月20日時点)を1つの表に並べています。
肝斑のトラネキサム酸1日量はどれくらい?決めるのは医師
肝斑に飲むトラネキサム酸の1日量に、誰にでも当てはまる決まった数字はありません。
医師が見るのは、添付文書の決まり・年齢や持病などの体の状態・シミが肝斑かどうかの3点です。
量の決め方を知っておくと、ネットで見かける数字に振り回されずに受診できます。
市販薬・皮膚科・美容皮膚科・オンライン診療の4つの手に入れ方を比べたい人向けに、トラネキサム酸の飲み薬をもらう場所の比べ方(市販・皮膚科・オンライン診療)もまとめました。
処方薬トランサミンの効能に肝斑は入っていない
医療用のトラネキサム酸の効能に、肝斑は入っていません。
先発品トランサミンの添付文書(薬の使い方や注意点が書かれた説明書)は、PMDA(医薬品医療機器総合機構)の公式ページで誰でも読めます。
添付文書に並ぶ効能・効果(国が薬ごとに認めた使い道)は、出血しやすい状態や湿疹・じんましんのかゆみ、扁桃炎ののどの痛み、口内炎などです。
トラネキサム酸として、通常成人1日750~2,000mgを3~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
ネットでよく見る「1日750〜2,000mg」は、用法・用量(飲む回数と量の決まり)に書かれた湿疹やのどの痛みなどのための量です。
肝斑への使用は「承認された効能・効果の範囲外」の使い方。国が認めた使い道とは別の目的での使い方にあたると、レバクリや東京の皮膚科も公式で案内しています。
肝斑の1日量に添付文書の数字は当てはまらず、医師が体の状態を見て決めた量が目安です。
肝斑に使う飲み薬の位置づけは、美容目的のトラネキサム酸の飲み薬とはで詳しく解説しています。
肝斑か分からないまま量を決めたくない人はANS.で相談できる
肝斑かどうかと飲む量をまとめて医師に見てほしい人は、ANS.(アンス)のオンライン診療で相談できます。
ANS.は、問診を24時間入力でき、ビデオ診察を毎日8時から24時まで受けられるオンライン診療です。
| 項目 | ANS. |
| 運営 | Neautech Inc.(株式会社Neautech) |
|---|---|
| 診察・処方 | ANS.クリニックの医師 |
| シミ治療の組み合わせ例 | ハイチオール錠・ビタミンE・トラネキサム酸 |
| 飲み方 | 1回1錠ずつ1日2回 |
| 月額 | 5,610円(税込・1か月から・しばりなし) |
トラネキサム酸が250mg錠の場合、1回1錠・1日2回で1日500mgと計算できます。
なお、ANS.は自由診療なので保険は使えず、注文を確定したあとの取り消しや返品もできません。
ANS.は原則ビデオ診察です。運転免許証やマイナンバーカードなどで本人確認を行うので、書類を手元に用意しておくと診察がスムーズに進みます。
ネットの1日量がばらばらで、今の量のままでいいのか、そもそも肝斑なのかも自信が持てない。
平日の昼に皮膚科へ行く時間もとれず、量だけ増やそうか迷い始めている人もいるかもしれません。
ANS.では、仕事や家事を終えた夜に問診を入れておき、空いた時間にビデオ診察を受けられます。
- 問診は24時間入力・ビデオ診察は毎日8時〜24時(土日祝も)
- 診察料・送料0円(期間限定ではないとANS.の案内)
- ANS.クリニックの医師が診察・処方
肝斑かどうかと飲む量を医師に見てもらえば、ネットの数字を自分に当てはめて悩む必要はありません。
診察のあとは、医師が3種類ほどのセットを提案する流れです。
チャットの記録もあとから読み返せるので、飲む回数や中身を確かめてから選べます。
診察中に買わされないか心配…。
提案は3種類ほどで、予算や希望に合わせて選ぶ形です。
定期便は回数のしばりがなく、次回の決済予定日の3日前まで(期限は公式のよくある質問で確認)なら止められます。
登録して診察を受けるだけなら費用はかからず、1回だけの購入も可能です。
- 診察料0円・登録だけなら費用なし
- 回数のしばりなし・1回だけでも可
- 通院なし・最短翌日にポストへ
注文の確定前に中身と金額を見ておけば、確定後に取り消せない点も心配いりません。
自分で量を決めずに医師へ相談したい人は、ANS.の公式ページでシミ治療の組み合わせの中身と診察の進み方を先に読めます。
\ 診察料0円・回数のしばりなし /
ANS.の口コミで気になりやすい点は、ANS.のオンライン診療は怪しいのか・口コミで気になる点を公式の事実で確かめるで公式の事実と照らし合わせました。
同じ量で長く続けると決めた人はレバクリの12か月ごとも選べる
医師と相談して量が決まり、長く続けるつもりの人は、レバクリの12か月ごとの定期配送も選べます。
レバクリは、トラネキサム酸250mgと500mgの2種類のセットを、3・6・12か月ごとの定期配送で選べるオンライン診療です。
運営はレバレジーズ株式会社で、診療は提携先の医療機関が担当します。
| 配送の間隔 | レバクリ 250mgのセット | レバクリ 500mgのセット |
| 3か月ごと | 月4,180円(合計12,540円) | 月6,600円(合計19,800円) |
|---|---|---|
| 6か月ごと | 月3,960円(合計23,760円) | 月6,380円(合計38,281円) |
| 12か月ごと | 月3,300円(合計39,601円) | 月5,720円(合計68,642円) |
ライトケアセットはトラネキサム酸とシナールの組み合わせで、1日2回・1回1錠ずつ飲む案内です。
1日量は、250mgのセットで1日500mg、500mgのセットで1日1,000mgと計算できます。
レバクリの「月3,300円」は、250mgのセットを12か月ごとの定期配送にしたときの1か月あたりの額です。
レバクリには1か月ごとの定期がありません。短くても3か月ごとの申し込みで、送料が1回550円かかります。
解約は次回発送予定日の前日までマイページから手続きでき、違約金や手数料はかかりません。
量と期間がもう決まっている人は、12か月ごとにまとめると1か月あたりの薬代を抑えられます。
2つのセットの料金は、レバクリの公式で見比べてみてください。
\ 初診料・診察料0円 /
レバクリの診察時間や受け取り方は、レバクリの料金・診察・受け取りにまとめました。
トラネキサム酸を肝斑に飲む1日量は5か所の案内で3倍違う
オンライン診療3つと東京の皮膚科2院の公開情報では、肝斑に飲むトラネキサム酸の1日量は500mgから1,500mgまで3倍の幅があります。
美容目的の内服の量は、院ごとに錠剤のmgと飲む回数の組み合わせがばらばらでした。
| 案内の例 | 1錠と飲み方 | 1日量 | 月の薬代(税込) |
| ANS.(シミ治療の組み合わせ) | 250mg・1回1錠を1日2回 | 500mg(計算) | 月額5,610円(3種のセット・1か月から) |
|---|---|---|---|
| レバクリ(250mgのセット) | 250mg・1回1錠を1日2回 | 500mg(計算) | 月3,300円(12か月ごと)〜月4,180円(3か月ごと)+送料 |
| レバクリ(500mgのセット) | 500mg・1回1錠を1日2回 | 1,000mg(計算) | 月5,720円(12か月ごと)〜月6,600円(3か月ごと)+送料 |
| elife(1日2錠プラン) | 250mg・1回1錠を1日2回 | 500mg(計算) | 1か月ごと5,500円〜6か月ごと月4,950円(3種のセット) |
| elife(1日3錠プラン) | 250mg・1回1錠を1日3回 | 750mg(計算) | 1か月ごと7,000円(3種のセット) |
| 東京の皮膚科の例A(通院) | 250mg・1日3回 | 750mg | 1か月分(250mg×90錠)2,970円+初診料3,850円 |
| 東京の皮膚科の例B(通院) | 500mg・1回1錠を1日3回・食後 | 1,500mg | 1か月分3,300円+自費初診料4,400円 |
表の1日量は各院の方針で医師が決めた例で、1日量が多い案内ほど良いという意味はありません。
ANS.の料金や診察の流れは、ANS.(アンス)の料金・診察・受け取りで詳しく読めます。
1日500mgは250mg錠を2回に分ける案内
1日500mgになる飲み方の例は、オンライン診療の3つともに載っています。
ANS.のシミ治療の組み合わせ例・レバクリの250mgのセット・elifeの1日2錠プランは、どれも250mg錠を1回1錠・1日2回飲む形です。
ANS.の1日500mgは、薬のページにある250mg錠(60錠)の飲み方「1回1錠・1日2回(朝・夕食後)」から計算した量で、薬の組み合わせは医師が診察して決めます。
1日1,000mg(120錠)のプランへの変更も、ANS.の薬のページでは医師やHADA相談室への相談が前提。
セットの中身の違いは、シナール・ユベラ・トラネキサム酸の組み合わせで詳しく比べました。
1日量が同じ500mgでも、月の薬代はセットの中身と配送の間隔で変わります。
elifeの1日2錠プランは1か月ごとに5,500円です。送料550円(2026年10月20日時点)が別にかかり、診察料はお薬代に含まれています。
elifeのプランの詳細は、elifeの料金・診察・受け取りにまとめました。
1日750mgは250mg錠を3回に分ける案内
1日750mgの案内は、250mg錠を1日3回に分ける形です。
elifeの1日3錠プランは、各お薬を1回1錠・1日3回飲む案内で、トラネキサム酸は1日750mgと計算できます。
elifeの1日3錠プランの料金は、公式の価格表で1か月ごと7,000円(税込・3種のセット・2026年10月20日時点)。
東京の皮膚科の例Aも1日750mgです。250mgを1日3回で処方していると、公式のコラムで案内しています。
市販薬のトランシーノEXも1日750mgですが、2か月までという期間の決まりがあり、処方の750mgとは続け方が別です。
市販薬の量と期間の決まりは、市販薬で飲めるトラネキサム酸は1日量750mgまでの章で詳しく扱いました。
500mg錠を使う案内は1日1000mgか1500mg
500mg錠を使う案内の1日量は、1,000mgか1,500mgです。
先発品トランサミンにも、250mg錠と並んで500mg錠があります。
レバクリの500mgのセットは、500mg錠を1回1錠・1日2回飲む案内で、1日1,000mgと計算しました。
250mg錠と500mg錠は、同じ1錠でも量が2倍違います。処方された錠剤のmgを薬の袋やセットの説明で見ておくと、ネットの数字と比べるときに迷いません。
東京の皮膚科の例Bは、原則として500mg錠を1回1錠・1日3回、食後に飲む1日1,500mgを処方すると案内しています。
東京の皮膚科の例Bの薬代は、1か月分(500mg×90錠)で3,300円(税込)です。
1日量を多くすれば早いとは言い切れない理由は、自分で増やさない3つの理由の章で解説しています。
市販薬で肝斑に飲めるトラネキサム酸は1日量750mgまで
市販薬のトランシーノEX(第1類医薬品)で飲めるトラネキサム酸は1日750mgで、量も期間も添付文書で決まっています。
市販薬で飲める量の上限は、処方の量と比べるときの目安です。
市販薬と処方の選び分けは、トラネキサム酸の市販薬は肝斑に使えるか・トランシーノと処方の違いで比べました。
トランシーノEXは1日4錠で750mg
トランシーノEXは、1日4錠にトラネキサム酸750mgが入っています。
15歳以上が1回2錠・1日2回を食後に飲む決まりで、15歳未満は飲めません。
| 項目 | トランシーノEX |
| 区分 | 第1類医薬品 |
|---|---|
| 効能 | しみ(肝斑に限る) |
| 飲み方 | 1回2錠・1日2回・食後 |
| 1日量のトラネキサム酸 | 750mg |
| 続けて飲める期間 | 2か月まで |
| 値段の例 | 120錠(1か月分)3,960円・240錠(2か月分)7,260円 |
4錠の中には、L-システイン240mgやアスコルビン酸(ビタミンC)300mgなども入っていて、処方のセットとは中身が違います。
添付文書は「用法・用量を厳守して下さい」と書いており、自分の判断で錠数を増やす飲み方は想定されていません。
処方箋がいらない第1類医薬品(薬剤師の説明を受けて買う市販薬)の買い方は、トラネキサム酸は処方箋なしで買えるかで解説しています。
市販は2か月を超えて続けられない決まり
トランシーノEXは、2か月を超えて続けて飲まない決まりです。
2カ月間を超えて続けて服用しないで下さい。
再開するまでには休薬(薬をいったんやめる期間)を最低2か月あけ、再開後も2か月を超えて続けない決まりがあります。
同じ添付文書には、効果がわかる目安として1か月ほどは飲むようにとも書かれていました。
続ける期間まで医師と決められるのが処方です。市販薬で続けられるのは、長くても2か月まで。
処方のトラネキサム酸を長く飲むときの考え方は、トラネキサム酸を飲み続けるとどうなるか・やめたら戻るかで解説しています。
肝斑かどうかは買う人が自分で決める
トランシーノEXの効能は「しみ(肝斑に限る)」なので、自分のシミが肝斑かどうかを見極めるのは、買う人自身です。
皮膚科の学会がまとめた美容医療の指針には、肝斑の治療についての一文があります。
肝斑の治療では診断が重要である.
同じ指針は、紫外線と女性ホルモンが主な悪化の原因として知られていると説明しています。
肝斑の対処では、遮光(紫外線を防ぐこと)に気をつけることが欠かせない、という記載もありました。
肝斑でないシミのためにトランシーノEXを飲むのは決まった使い道の外なので、量を考える前にシミの種類を確かめるほうが近道です。
シミの種類を見分けるのは医師の診察。オンライン診療でも、医師がビデオ診察などで見たうえで薬を決めます。
肝斑と普通のシミの違いは、肝斑と普通のシミの見分け方で解説しました。
年齢や持病で肝斑のトラネキサム酸1日量は変わる
トランサミンの添付文書は、年齢・症状・腎臓の働き・血栓について、量や使い方の注意を書いています。
肝斑の1日量を医師が決めるのは、同じ肝斑でも体の状態によって気をつける点が変わるためです。
添付文書には年齢や症状で量を加減すると書かれている
トランサミンの添付文書は、量の決まりのあとに「年齢、症状により適宜増減する」と書いています。
適宜増減とは、医師が年齢や症状に合わせて量を加減することです。
| 添付文書の書き方 | 意味 |
| 1日750〜2,000mg | 湿疹やのどの痛みなど承認された効能のための量 |
|---|---|
| 3〜4回に分割 | 1日量を何回に分けて飲むか |
| 年齢、症状により適宜増減 | 医師が体の状態を見て量を加減する |
適宜増減は医師が判断するための書き方で、飲む人が自分で量を増やしてよいという意味ではありません。
肝斑の量は添付文書にないぶん、医師は年齢や持病、ほかに飲んでいる薬を聞いたうえで量と回数を決めます。
腎臓の働きが弱い人は血中濃度が上がることがある
腎不全(腎臓の働きが大きく落ちた状態)のある人は、トラネキサム酸の血中濃度が上がることがあります。
血中濃度とは血液の中の薬の濃さのことで、トランサミンの添付文書に注意として載っている項目です。
重大な副作用として、人工透析を受けている人に痙攣があらわれることがあるとも書かれていました。
腎臓の注意は市販薬にも共通です。トランシーノEXは、透析療法を受けている人は飲まないこと、腎臓病と診断された人は飲む前に相談することを添付文書で求めています。
腎臓の病気を指摘されたことがある人は、受診のときに医師へ伝えておきましょう。
高齢の人は量を減らすなど注意が要る
高齢の人は、トラネキサム酸の量を減らすなどの注意が必要です。
高齢者について、トランサミンの添付文書は「減量するなど注意すること」と書き、一般に生理機能が低下していることが多いと理由を添えています。
市販のトランシーノEXでも、55歳以上の人は飲む前に相談する決まりです。
| 年齢と薬 | 添付文書の注意 |
| 高齢者(処方のトランサミン) | 減量するなど注意 |
|---|---|
| 55歳以上(市販のトランシーノEX) | 飲む前に相談 |
| 15歳未満(市販のトランシーノEX) | 飲まない |
年齢で注意が変わるので、年齢を重ねた人ほどネットの数字を自分の量にしないほうが無難です。
血栓が心配な人は量より先に飲めるかを医師に確かめる
血栓が心配な人は、1日量を決める前に、トラネキサム酸を飲めるかどうかの確認が先です。
トランサミンの添付文書は、脳血栓・心筋梗塞・血栓性静脈炎などの血栓のある人に注意を求めています。
血栓症(血のかたまりができる病気)があらわれるおそれのある人も対象で、理由は血栓を安定化する(溶けにくくする)おそれがあるためです。
市販薬でもピルとの組み合わせは要注意。トランシーノEXは、経口避妊薬(低用量ピル)やホルモン補充療法など、血栓症を起こすおそれのある薬を飲んでいる人に、飲む前の相談を求めています。
トランサミンの添付文書では、妊婦に使うのは治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合だけです。
授乳中は、授乳を続けるかやめるかを検討すると書かれています。
ピルや妊娠中・授乳中の扱いは、医療機関によっても案内がばらばらでした。
| 案内の主 | ピルを飲んでいる人 | 妊娠中・授乳中 |
| 東京の皮膚科の例B | 原則として処方しない | 処方を控える |
|---|---|---|
| ANS. | 理解した人に利用してもらっている(ANS.の案内) | 健康上問題ないと考えている(ANS.の案内) |
| トランシーノEX(市販) | 飲む前に相談 | 飲む前に相談 |
ピル・妊娠・授乳のことは、量を決める前に医師へ伝えて判断してもらいましょう。
添付文書に挙がる副作用には、発疹などの過敏症、食欲不振や吐き気などの消化器の症状、眠気があります。
副作用の詳細はトラネキサム酸の飲み薬の副作用、ピルとの関係はトラネキサム酸とピルの併用と血栓の注意で解説しました。
肝斑が気になってもトラネキサム酸1日量を自分で増やさない3つの理由
肝斑に飲むトラネキサム酸を自分で増やさないほうがよい理由は、研究で比べられた量の範囲・かぜ薬との重なり・救済制度の3つです。
理由1 多く飲めば早いとは研究でも言い切れない
複数の試験をまとめた報告で比べられた1日量は、500mgと750mgでした。
報告のもとになったのは6つのランダム化比較試験(くじで分けて比べる試験)で、599人分をネットワークメタ解析(いくつもの研究をまとめて比べる方法)でまとめています。
| 比べられた飲み方 | 期間 |
| 1日750mg | 8週 |
|---|---|
| 1日500mg | 12週 |
| 1日750mg | 12週 |
| 1日1,000mg以上 | 比べられていない |
著者は、比べた中では250mgを1日3回・12週の飲み方の結果が良かったとまとめています。
続けて飲むのが難しい人には、250mgを1日2回も選択肢になるという見方でした。
一方で、著者自身が研究の限界を挙げているうえ、1日1,000mg以上の量は報告では比べられていません。
確認した学会の指針にも、内服の1日量の記載はなし。美容医療診療指針は、メタ解析でトラネキサム酸が肝斑の治療に有効と報告されていると書く一方、確認した範囲では1日量を載せていません。
量を増やすほど早いとは言い切れないので、研究の数字は自分の量を決める根拠にせず、医師との相談の話題にとどめましょう。
効き目を感じにくいときの考え方は、トラネキサム酸が肝斑に効かないと感じたらで整理しています。
理由2 かぜ薬やのど薬にもトラネキサム酸が入っている
トラネキサム酸は、かぜ薬やのど薬などの市販薬にも入っています。
のど薬のペラックT細粒クール(第3類医薬品)は、3包(1日量)にトラネキサム酸750mgを含む薬です。
ペラックT細粒クールの添付文書は、飲んでいる間に避ける薬として、トラネキサム酸を含む内服薬を挙げています。
2.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないで下さい。
(2)トラネキサム酸を含有する内服薬
(鼻炎用内服薬、かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬等)
トランシーノEXの添付文書でも、服用中はトラネキサム酸を含む内服薬を飲まない決まりです。
処方のトラネキサム酸を飲んでいる間にかぜ薬などを買うときは、薬剤師にトラネキサム酸を飲んでいると伝えると、成分の重なりを確かめてもらえます。
理由3 決められた量を外れると救済制度の判断に関わる
決められた量を外れた使い方は、医薬品副作用被害救済制度の判断に関わります。
医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を適正に使ったのに重い副作用が出たときの国の救済の仕組みです。
PMDAは、救済の条件になる「適正な使用」を、添付文書の用法・用量などに従った使用が基本と説明しています。
「適正な使用」とは、原則的には医薬品等の容器あるいは添付文書に記載されている効能・効果、用法・用量及び使用上の注意に従って使用されることが基本となりますが、個別の事例については、現在の医学・薬学の学問水準に照らして総合的な見地から判断されます。
肝斑への使用は、承認された効能・効果の範囲外です。
重い副作用が出ても救済制度の対象にならない場合があると東京の皮膚科の例Bは案内し、レバクリは救済制度の対象外になると書いています。
体に変化が出たときに経過を医師へ正確に伝えるためにも、決めた量と飲み方を守る意味は小さくありません。
肝斑に使うトラネキサム酸は1日量を2〜3回に分けて飲む
肝斑に使うトラネキサム酸は、1日量を2〜3回に分け、処方の指示どおりに飲みます。
1日2回か3回かは処方の指示に合わせる
1日2回と3回のどちらで飲むかは、処方の指示に合わせます。
トランサミンの添付文書では、1日量を3〜4回に分割して飲む決まりです。
肝斑の案内は、オンライン診療が1日2回の例を中心に(elifeは1日3回のプランもあり)、東京の皮膚科の例Bが1日3回の食後と分かれていました。
| 案内の例 | 1日の回数 | 食事との関係 |
| ANS.(250mg錠の薬のページ) | 2回 | 朝・夕食後 |
|---|---|---|
| レバクリ・elife(1日2錠プラン) | 2回 | 公式の表示に記載なし |
| 東京の皮膚科の例B | 3回 | 食後 |
| トランシーノEX(市販) | 2回 | 食後 |
回数は1日量と錠剤のmgの組み合わせ次第なので、2回と3回のどちらが良いとは決まっていません。
飲みにくい時間帯があるときは、自分で回数を変えずに医師へ相談します。
飲み忘れても2回分をまとめない
飲み忘れても、2回分を1度にまとめて飲みません。
レバクリの案内では、気づいた時点で飲み忘れた1錠を飲む形です。次に飲む時間が近いときは1回分を飛ばし、次の時間に1回分を飲むとしています。
レバクリも「2回分を1度に服用することは避けてください」と書くとおり、飲み忘れを取り戻そうとして量を増やさないことが大切です。
処方を受けた院から飲み忘れの案内があれば、院の案内を優先します。
同じ1日量で続ける期間の目安は3か月から
処方の1日量で続ける期間は、3か月からを目安にする案内が見られます。
| 案内の主 | 続ける期間の案内 |
| 東京の皮膚科の例B | 効果の目安は内服開始から3か月・最低6か月は続ける |
|---|---|
| レバクリ | 標準的な治療期間は3か月以上の継続 |
| ANS. | 早くとも3か月、場合によっては6か月ほどで効果を実感(ANS.の案内) |
| トランシーノEX(市販) | 1か月が目安・2か月を超えて続けない |
表の期間は各機関の案内で、同じ期間飲めば効果が出るという保証ではありません。
ANS.は料金プランの例でも、治療期間を3か月〜12か月程度(症状によって異なる)と案内しています。
効果の目安は、トラネキサム酸のシミへの効果はいつから・目安の期間で詳しく解説しました。
通院かオンラインで肝斑のトラネキサム酸1日量を医師に相談できる
平日に通える人は皮膚科、通院の時間が取れない人はオンライン診療で、量と期間を医師に決めてもらえます。
平日に通える人は皮膚科で量と期間を決めてもらえる
平日に通える人は、皮膚科で量と期間を決めてもらえます。
薬代だけを比べると、皮膚科のほうが安い例もありました。
埼玉の皮膚科の例は、シミ・肝斑などの自費診療の相談に自費初診料がかかると案内しています。
| 項目 | 東京の皮膚科の例B | 埼玉の皮膚科の例 |
| トラネキサム酸の薬代 | 500mg×90錠(1か月分)3,300円 | 250mg 30日分(90錠)2,200円 |
|---|---|---|
| 自費の初診料 | 4,400円(一定条件で無料) | 2,200円 |
| 再診 | 公開情報で確認できず | カウンセリングのみ1,100円 |
美容目的の内服を自費で案内している例があり、保険の扱いは肝斑のトラネキサム酸治療の保険適用と自費の総額で解説しました。
通院のたびに時間はかかるものの、医師と顔を合わせて量と期間を相談できる点は皮膚科の強みです。
皮膚科での受け方は、トラネキサム酸を皮膚科でもらうには・値段・保険・オンラインとの違いにまとめています。
通院の時間が取れない人はオンライン診療で相談できる
通院の時間が取れない人は、オンライン診療で量を相談できます。
| 項目 | ANS. | レバクリ |
| 診察の時間 | 毎日8時〜24時(ビデオ・土日祝も) | 8時〜翌2時 |
|---|---|---|
| 診察にかかる時間 | 早ければ数分 | 処方まで最短15分 |
| 診察料 | 0円 | 初診料・診察料0円 |
| 送料 | 0円(クール便の一部の薬は330円) | 1回550円 |
| 申し込みの単位 | 1か月から・しばりなし | 3・6・12か月ごと |
| 止める期限 | 次回の決済予定日の3日前まで | 次回発送予定日の前日まで |
ANS.は予約がいらず、問診を24時間いつでも入力できます。
午前9時までに支払いを済ませると、できる限り当日に発送され、最短で翌日にポストへ届く仕組みです。
飲み始めてから気になることがあれば、HADA相談室から医師につないでもらえ、次回決済の3日前までなら届く内容も変えられます。
ANS.で気をつけたい点も2つ。注文を確定したあとの取り消しはできず、本人確認の書類も必要です。
ANS.の定期便を止めるときは、解約フォーム(マイページ)か公式LINEの相談室から手続きします。
ANS.では、組み合わせでなく1品からの処方も可能です。
ANS.の公式では、問診を夜でも入力できることに加え、シミ治療の組み合わせと診察の進み方も先に読めます。
\ 問診は24時間入力できる /
申し込みから受け取りまでの手順は、オンライン診療でトラネキサム酸をもらう流れで解説しています。
肝斑のトラネキサム酸1日量についてよくある質問
肝斑に飲むトラネキサム酸は何ミリの錠剤がある?
先発品トランサミンには250mg錠と500mg錠があります。肝斑の案内では、250mg錠を1日2〜3回か、500mg錠を1日2〜3回飲む例が見られました。院ごとの組み合わせは5か所の1日量の表にまとめています。
1日2錠と1日3錠ならどちらがいい?
どちらが良いとは決まっていません。回数は1日量と錠剤のmgの組み合わせで変わります。処方の指示に合わせて飲む理由は1日2回か3回かの章で解説しました。
量を増やせば早く変化が出る?
複数の試験をまとめた報告で比べられた1日量は、500mgと750mgでした。量を増やすほど早いとは言い切れません。研究の中身は理由1の章で紹介しています。
トランシーノEXと処方されたトラネキサム酸を一緒に飲んでもいい?
トランシーノEXの添付文書は、服用中にトラネキサム酸を含む内服薬を飲まないよう求めています。一緒に飲まず、処方した医師に伝えましょう。くわしくは理由2の章にまとめました。
トラネキサム酸を飲んでいる間にかぜ薬を飲んでもいい?
かぜ薬や鼻炎用の飲み薬、のど薬にも、トラネキサム酸を含む製品があります。買う前に、トラネキサム酸を飲んでいることを薬剤師に伝えましょう。成分の重なりの話は理由2の章で解説しています。
飲み忘れた分を次にまとめて飲んでもいい?
レバクリは、2回分を1度に飲まず、次に飲む時間が近ければ1回分を飛ばすと案内しています。処方を受けた院に案内があれば、院の案内が優先です。飲み忘れの考え方は飲み忘れの章にまとめました。
ピルを飲んでいても同じ量で飲める?
ピルを飲んでいる人への扱いは医療機関で違い、原則として処方しない皮膚科もあれば、理解した人に利用してもらっているANS.のような例もあります。量の前に、ピルを飲んでいることを医師に伝えて判断してもらいましょう。案内の違いは血栓の章で比べています。
妊娠中や授乳中は量を減らせば飲める?
妊娠中・授乳中の扱いは医療機関で案内が違い、量を減らせば飲めるとは決まっていません。妊娠や授乳のことは医師に伝えて判断してもらいましょう。案内の違いは血栓の章で解説しています。
市販薬を2か月飲んだあとは処方に切り替えられる?
市販のトランシーノEXは、2か月を超えて続けない決まりです。処方で続けるかどうかは、医師が診察して決めます。市販薬の期間の決まりは2か月の章にまとめました。
オンライン診療で薬や飲み方を変えてほしいときは?
ANS.では、HADA相談室から医師につないでもらえます。次回決済の3日前までなら、内容の変更も可能です。オンライン診療での相談の仕方はオンライン診療の章で解説しています。
まとめ:肝斑のトラネキサム酸1日量は医師と決めて続けよう
肝斑に飲むトラネキサム酸の1日量は、ネットの数字で自分で決めず、肝斑かどうかと体の状態を医師に見てもらって決めるのがおすすめです。
量を増やしたくなる理由も、増やさないほうがよい理由も分かったら、残るのは量を決めてもらう一歩だけです。
通院の時間がとれず市販薬で様子を見ていた人も、ANS.なら夜に問診を入れ、空いた時間にビデオ診察を受けられます。
医師に肝斑かどうかと1日量を決めてもらえば、量を増やすか迷う時間はもう要りません。
量は医師に決めてもらおうかな。
ANS.のシミ治療の組み合わせは月額5,610円(税込・2026年10月20日時点)で、診察料と送料はかかりません。
回数のしばりはなく、次回の決済予定日の3日前まで(期限は公式のよくある質問で確認)なら定期便を止められます。
注文を確定する前に、提案されたセットの中身と金額を見て申し込むかを決める流れです。
登録して問診を入れるまでなら費用はかかりません。1回だけの購入もできるので、医師の提案を聞いてから続け方を決められます。
ネットの数字で迷い続ける日々から、医師に量を決めてもらう相談へ。
診察料0円で回数のしばりもないANS.なら、公式で診察の流れと組み合わせの中身を先に確かめられます。
\ 診察料0円・送料0円 /
- PMDA「トランサミン錠250mg/トランサミン錠500mg ほか 添付文書」
- PMDA「トランシーノEX」一般用医薬品の添付文書
- PMDA「ペラックT細粒クール」一般用医薬品の添付文書
- PMDA「医薬品副作用被害救済制度に関するQ&A」
- 日本皮膚科学会ほか「美容医療診療指針(令和3年度改訂版)」
- Wang WJ, et al. Indian J Dermatol Venereol Leprol. 2023;89(2):189-194
- 東京の皮膚科の例B:肝斑のトラネキサム酸内服の案内(医療機関の公式ページ)
- 東京の皮膚科の例A:トラネキサム酸の処方量の案内(医療機関の公式ページ)
- 埼玉の皮膚科の例:自費診療の料金表(医療機関の公式ページ)